株式会社エコポート九州

RPF(固形燃料)製造事業

RPFは、Refuse Paper&Plastic Fuelの略称で材料リサイクルが困難な廃プラスチック類、紙くず及び木くず、繊維くずを原料とした固形燃料です。
当社では発生由来が明らかな産業廃棄物や選別された一般家庭から出る廃棄物を原料とし、化石燃料の代替となるRPF燃料を製造しています。製品となったRPFは主に大手製紙メーカーに出荷され、燃料コストの削減や二酸化炭素排出量の低減に貢献しています。
また当社において排出される廃棄物もRPF化を行っており、当社全体のリサイクル率が99.6%を誇っているのはこのRPF製造事業によるところが大きいと言えます。今後もRPF棟を中核としてゼロエミッション工場を目指していきます。

施設の画像

POINT

POINT1
RPFは石炭と比べ、燃料回収時に約30%のCO2排出量を低減できます。またRPFを利用する事で、枯渇資源である化石燃料の使用を抑制し、有限である資源の延命、地球温暖化防止に貢献します。
POINT2
RPFは産業廃棄物を主原料としているため、排出元及び廃棄物性状が明らかとなり、原料管理が容易にできます。そのため、廃棄物燃料ではありますが、品質が安定し高い発熱量をもつ燃料を製造する事ができます。
POINT3
RPFを製品化する上で問題となる塩素系プラスチックを除去するために、光学式選別機を導入。混合プラスチックの中から塩素を含むプラスチックを自動的に判別・除去し、RPFの製品品質を向上させます。
RPF

特 徴

特徴1
熱量が高く、原料の配合率により熱量調整可能となります
特徴2
固形で高密度であるため、ハンドリング性に優れています
特徴3
枯渇資源である化石燃料依存の低減及び二酸化炭素の排出量の削減に寄与します

原 料

廃プラスチック類
ポリエチレンテレフタレート・高密度ポリエチレン・低密度ポリエチレン・ポリプロピレン・ポリスチレン・ABS樹脂・メタクリル樹脂・ポリアセタール・ポリアミド・ポリカーボネート及びこれらの複合物等
木くず
木質系廃材・解体材・新築廃材・梱包廃材等
紙くず及び繊維くず
加工紙・ラミネート紙・ろう紙・古布等

製造工程

  • 原料(各種のくず)の投入
    原料(各種のくず)の投入
  • 破砕機
    破砕機
  • 光学式選別機
    光学式選別機
  • 光学式、磁力式など各種の機器で選別
    光学式、磁力式など
    各種の機器で選別
  • 成型機
    成型機
  • 成型
    成型
  • RPF(固形燃料)
    RPF(固形燃料)

主 要
取引先

製紙業等