株式会社エコポート九州

プラスチックマテリアル事業

使用済みのプラスチック製容器包装類を最新鋭の光学式選別機により素材毎に選別し、減容品やペレットと呼ばれる再生樹脂原料を生産します。このような方法は「マテリアルリサイクル(材料リサイクル)」と呼ばれ、枯渇資源である化石燃料の使用抑制と循環資源の有効利用を推進しています。

施設の画像

POINT

POINT1
最新鋭のプラスチック光学式選別機7台により、素材が混合した廃プラスチック原料から、PE(ポリエチレン)やPP(ポリプロピレン)等の単一素材のプラスチックを自動的に抽出します。
POINT2
温水洗浄システムを導入し、廃プラスチックに付着している油分や不純物を素材毎に徹底的に洗浄し再生樹脂の品質を向上させます。
POINT3
生産されるペレット等は、高純度の単一素材樹脂のため、従来混合樹脂ペレットでは物流資材等の用途が大半であったが、より機能的に、多種のプラスチック製品へとリサイクルする事が可能となります。

特 徴

特徴1
光学式選別機により自動的にプラスチック樹脂を判別し、選別します。これによって、高純度・単一素材の再生樹脂ペレットが生産可能となります。
特徴2
混合素材の再生樹脂ペレットに比べ、利用用途が拡大し様々な製品に利用できます。
特徴3
同敷地内で生産される木質ペレットを燃料に温水を洗浄水として利用し、稼働においても環境に配慮しています。

処理工程

製造工程

  • 開梱
    開梱
  • 光学式選別
    光学式選別
  • 残渣類の分別
    残渣類の分別
  • プラスチックの破砕・洗浄
    プラスチックの破砕・洗浄
  • アグロメレーター
    アグロメレーター
  • フレコンステーション
    フレコンステーション
  • 押出機
    押出機
  • 再生樹脂ペレット
    再生樹脂ペレット

製 品

  • ハンガー
    ハンガー
  • ペール缶
    ペール缶
  • 輪止め
    輪止め
  • ペレット
    ペレット
  • アグロメ
    アグロメ(減容品)

プラスチック製容器包装のリサイクル事業とは

「容器」とは商品を入れるもの(袋も該当します)、「包装」とは商品を包むものに該当します。容器包装リサイクル法では、「商品が消費されたり、商品と分離された場合に不用になる物」を容器包装と定義しています。日本では年間3,500万トン(平成7年度)ものごみが家庭から排出され、埋立地の不足と共に大きな社会問題となり、なかでもその約60%(容積比)を占める「容器包装廃棄物」の減量化、再資源化が急務となっていました。こうした状況を踏まえ平成7年(1995)年、容器包装リサイクル法が誕生しました。エコポート九州では、公益財団法人日本容器包装リサイクル協会より委託をうけ、プラスチック製容器包装の再商品化事業を行っています。

容器包装リサイクル法とそれぞれの役割